北田工務店の現場日記
やすらぐって...

先日、飯能の山から伐採し

林内運搬車で運び出した天然杉

今日はその杉を 『 磨き丸太 』 にする作業に入りましたので
その様子を伝えたいと思います


杉の樹皮を剥いでいくと いい香りがしてきました
これでは 花粉もありませんから 安心です





磨き職人さんの手って 長年の経験から
その木を磨く力加減を調整できるんだろうなぁ


ながーい ながーい



この磨き丸太が建物の一部になるまでは まだまだ先になりますが
自然のムク材が部屋の中にあるって とっても落ち着きます

いいものをまごころを込めて創りだす
これからも 基本を忘れずに 頑張ります

杉山からの搬出
伐採・搬出の様子をお伝え致します
杉の大木を山から出す作業をするということで
立会いのために飯能市の山へ向かいました

建物プランを確認し、現物杉の木のどこからどこまでを使うか
慎重に見極めて現地にて長物をカットします

育った向きやキズなどをチェックし、実際の丸太柱をイメージしながら
現木をながめている北田社長

林内運搬車のワイヤーでゆっくりと引いてきます

山の上には小道が出来ていました
森林浴のようで気分が晴々しました

林内運搬車に積み込まれる様子

最初から最後まで原木を見つめ続ける社長

いよいよ山からおろします
大活躍の林内運搬車

無事に公道まで運び出された杉の木

樹齢約90年ということは・・・
第二次世界大戦前から生きているということかぁ…
すごいですね
この杉を丁寧に製材して、磨き上げて、住まいの大黒柱にしたいと想います

杉の大木を山から出す作業をするということで
立会いのために飯能市の山へ向かいました

建物プランを確認し、現物杉の木のどこからどこまでを使うか
慎重に見極めて現地にて長物をカットします



現木をながめている北田社長

林内運搬車のワイヤーでゆっくりと引いてきます



森林浴のようで気分が晴々しました


林内運搬車に積み込まれる様子











樹齢約90年ということは・・・
第二次世界大戦前から生きているということかぁ…

すごいですね

この杉を丁寧に製材して、磨き上げて、住まいの大黒柱にしたいと想います

断熱材工事



根太(ねだ)の間にしっかりと敷き込んでいきます
床断熱材には、『 ビーズ法ポリスチレンフォーム 』の材料を使います。
●水をよせつけません…優れた撥水性が内部結露を
防ぎ、断熱効果を持続させます。
●自己消化性…炎を遠ざけると自然に消える素材です。





板ガラスとかビンを粉砕したカレットで、それに厳選された組成
調整用原料を加え、再溶融・繊維化し、バインダー(繊維結合剤)
を加えた工業製品です。ガラス繊維の短繊維製品はグラスウールと
呼ばれ、断熱材・保温材・吸音材の3種類の製品群があります。

アスベストとよく比較されますが、グラスウールは人工繊維で
アスベストは天然繊維。性質も異なりまったく違う製品です。


グラスウールはコーヒーよりも安全です。通常の作業環境では、
ヒト発ガン性例は皆無です。呼吸器系の疾病を起こす危険性もなく、
健康影響には心配ありません。これまで数十年間にわたり世界中の
研究者によって実地されてきた膨大な研究・調査に基づいて
確認された結論です。また、製品には飛散防止剤が入っています。
一度施工されたグラスウールからの再飛散はほとんどありません。
【参照】ガラス繊維協会
山を歩いて
建物に使う『杉の木』で良いものがあるということで、
実際に山に行って来ました。
自然素材を採り入れた住空間を創り上げる考えです。

現地の杉山に着き、成長した自然の樹木を自分の目で確かめてみます。
その材木がどんな環境で育ったものかを知ることは大切なことです。

この原材を製材し『みがき丸太』にして、木のぬくもりとやすらぎを
感じられる住まいを考えます。
土台から母屋まで一本物で通すと、8~9メートルになるんです。
とにかく長い材木なので搬入方法も検討します。
杉丸太と間取りとのバランスを考慮して、空間との融合を
あたまのなかでイメージしながら、現地の観察をしました。

この大木が住まいを支えて、家族と共にこれから過ごすんだな
思うと、木造住宅の魅力をあらためて感じることができますね。
時代と共に『木の魅力』が消えゆく業界
私達は、木の持つ『ぬくもりとやすらぎ』を大切にしたい
家は単なる箱ではなく、私たちと共に生きながら家族の成長や
思い出を創り出してくれる空間であり、やすらぎの空間でなくては
いけないと考え、自然素材を採り入れた住まいを提案していきます
実際に山に行って来ました。
自然素材を採り入れた住空間を創り上げる考えです。

現地の杉山に着き、成長した自然の樹木を自分の目で確かめてみます。
その材木がどんな環境で育ったものかを知ることは大切なことです。

この原材を製材し『みがき丸太』にして、木のぬくもりとやすらぎを
感じられる住まいを考えます。
土台から母屋まで一本物で通すと、8~9メートルになるんです。
とにかく長い材木なので搬入方法も検討します。
杉丸太と間取りとのバランスを考慮して、空間との融合を
あたまのなかでイメージしながら、現地の観察をしました。

この大木が住まいを支えて、家族と共にこれから過ごすんだな
思うと、木造住宅の魅力をあらためて感じることができますね。
時代と共に『木の魅力』が消えゆく業界

私達は、木の持つ『ぬくもりとやすらぎ』を大切にしたい
家は単なる箱ではなく、私たちと共に生きながら家族の成長や
思い出を創り出してくれる空間であり、やすらぎの空間でなくては
いけないと考え、自然素材を採り入れた住まいを提案していきます

ヒバの特性
化粧垂木 『ヒバ』 の加工をしています
和風の趣が出る、古来からの美しさ
心がなごみ落ち着きと気品が漂います

樹種名:【ヒバ】羅漢柏・檜葉
科目:ヒノキ科の常緑針葉樹
ヒバを使った建物では、NHK大河ドラマ「義経」で
注目を集めている岩手県平泉の中心的建物である
中尊寺金色堂(1124年完成)があります。
全体の93%が青森ヒバを使用。800年経った
昭和37年に復元修理をしましたが、腐朽の程度が
小さくその7割が再利用されました。
ヒバには特有の匂いがあります。抗菌性のある
ヒノキチノールが存在することで注目されており、
メロン・ブドウやリンゴジュースのカビ防止などにも
使用できるという安全な天然成分でもあります。
ヒノキチノールには耐久性のほか強い耐湿性があります。
木材腐朽菌に対する耐久度を日本三大美林(秋田スギ・
木曾ヒノキ・青森ヒバ)で比較したところ、ヒバが最も高い
耐久値を示した実験結果があるようです。
和風の趣が出る、古来からの美しさ
心がなごみ落ち着きと気品が漂います


科目:ヒノキ科の常緑針葉樹
ヒバを使った建物では、NHK大河ドラマ「義経」で
注目を集めている岩手県平泉の中心的建物である
中尊寺金色堂(1124年完成)があります。
全体の93%が青森ヒバを使用。800年経った
昭和37年に復元修理をしましたが、腐朽の程度が
小さくその7割が再利用されました。
ヒバには特有の匂いがあります。抗菌性のある
ヒノキチノールが存在することで注目されており、
メロン・ブドウやリンゴジュースのカビ防止などにも
使用できるという安全な天然成分でもあります。
ヒノキチノールには耐久性のほか強い耐湿性があります。
木材腐朽菌に対する耐久度を日本三大美林(秋田スギ・
木曾ヒノキ・青森ヒバ)で比較したところ、ヒバが最も高い
耐久値を示した実験結果があるようです。
丸太の加工
現場では今日から『土台敷き』の段取りが始まりました。
そろそろキザミも最終段階になりました。
次の写真は、庇桁(ひさしけた)に使う丸太です
一本もので8.1mあります。

ひさし屋根の形は、軒桁と呼ばれる庇を受ける桁(丸太)を
外部に持ち出しその庇桁に独立柱を立てるものです。
和風建築には非常に似合います。
見た目は軽やかなで圧迫感がなく、私は大好きです
加工場では、棟梁が先日お伝えした化粧柱の加工を
おこなっています。


来月には上棟となりますが、一本一本
このような作業が地道に続けられて木造建築は
出来て行くんだなぁ~と日々感心させられます。
お客様の夢と希望を現実にし、笑顔が絶えない『住まい』
を創るため、棟梁・職方とも、毎日が真剣勝負です。
そろそろキザミも最終段階になりました。
次の写真は、庇桁(ひさしけた)に使う丸太です

一本もので8.1mあります。

ひさし屋根の形は、軒桁と呼ばれる庇を受ける桁(丸太)を
外部に持ち出しその庇桁に独立柱を立てるものです。
和風建築には非常に似合います。
見た目は軽やかなで圧迫感がなく、私は大好きです

加工場では、棟梁が先日お伝えした化粧柱の加工を
おこなっています。


来月には上棟となりますが、一本一本
このような作業が地道に続けられて木造建築は
出来て行くんだなぁ~と日々感心させられます。
お客様の夢と希望を現実にし、笑顔が絶えない『住まい』
を創るため、棟梁・職方とも、毎日が真剣勝負です。
通し柱の加工
構造材のキザミは順調に進んでいます
続いて、『通し柱』の加工に入ります。

1階と2階を一本でつなぐ『通し柱』
柱は、屋根や床等を支え基礎に伝える役目があります。
その中でも、『通し柱』は2階建て以上の木造建築物で
土台から軒桁まで1本物で通した柱のことです。

1本の柱が1・2階まで通っていると、簡単に考えると
建物は強くなりそうですが、たくさん使えば強い建物が
出来る、というわけではありません。
通し柱にはほぞ穴をあけ、横架材(梁材)のほぞを差し込んで
柱と梁をつなぐので、四方から横架材がくるような建物の内部では
柱の断面欠損が多くなるため、通し柱の役目が果たせなくなります。

参考(建築基準法施工令第43条5)
階数が2以上の建築物におけるすみ柱又はこれに準ずる柱は、
通し柱としなければならない。ただし、接合部を通し柱と同等
以上の耐力を有するように補強した場合においては、この限りでない。
構造計算偽造問題や阪神大震災後から法律が改正されたり、
さまざまな検査基準が強化されたので、信頼できるプロに任せれば
安心できる住まいが出来るようになりました。
建築のみならず、医療・電気さまざまな技術の進歩は
すごいですね

続いて、『通し柱』の加工に入ります。

1階と2階を一本でつなぐ『通し柱』
柱は、屋根や床等を支え基礎に伝える役目があります。
その中でも、『通し柱』は2階建て以上の木造建築物で
土台から軒桁まで1本物で通した柱のことです。

1本の柱が1・2階まで通っていると、簡単に考えると
建物は強くなりそうですが、たくさん使えば強い建物が
出来る、というわけではありません。
通し柱にはほぞ穴をあけ、横架材(梁材)のほぞを差し込んで
柱と梁をつなぐので、四方から横架材がくるような建物の内部では
柱の断面欠損が多くなるため、通し柱の役目が果たせなくなります。


階数が2以上の建築物におけるすみ柱又はこれに準ずる柱は、
通し柱としなければならない。ただし、接合部を通し柱と同等
以上の耐力を有するように補強した場合においては、この限りでない。
構造計算偽造問題や阪神大震災後から法律が改正されたり、
さまざまな検査基準が強化されたので、信頼できるプロに任せれば
安心できる住まいが出来るようになりました。
建築のみならず、医療・電気さまざまな技術の進歩は
すごいですね

北山丸太
住まいの個性を引き立てる材料があります。
居室の一部に『丸太の柱』をたてる計画です
これがその 丸太 です

(京都 北山 杉みがき丸太)
北山丸太は、室町応永年間頃から始まったとされ、
六百年の歴史を有します。また、通直で真円で元末がなく、
年輪がこんでいるのが特徴とされています。
製品材や一般丸太と比較しても、『曲げ試験結果
(第54回日本木材学会大会発表)』から性能が優れており、
本来の意匠的な使い方の他、構造材としても注目されています。
この柱は直径約9寸2分(280㎜)あります
スゴイッ
太くて立派な姿に見惚れてしまいます。
まるで、相撲部屋の片隅にある鉄砲柱のようですね(稽古の柱は桧)。
鉄砲とは…鉄砲柱向かって行う突きの稽古。突くと同時に
バランスよく足を運ぶ稽古でもある。腰を入れ、足を出しながら
左右交互に力強く突く。腕力などを鍛える目的もある。
押す力を付けるのと同時に足の運び方を習得するための稽古
美しさと力強さを兼ねそなえた北山丸太を使い、
オンリーワンの住まいを考えていきます
居室の一部に『丸太の柱』をたてる計画です




(京都 北山 杉みがき丸太)
北山丸太は、室町応永年間頃から始まったとされ、
六百年の歴史を有します。また、通直で真円で元末がなく、
年輪がこんでいるのが特徴とされています。
製品材や一般丸太と比較しても、『曲げ試験結果
(第54回日本木材学会大会発表)』から性能が優れており、
本来の意匠的な使い方の他、構造材としても注目されています。
この柱は直径約9寸2分(280㎜)あります

太くて立派な姿に見惚れてしまいます。
まるで、相撲部屋の片隅にある鉄砲柱のようですね(稽古の柱は桧)。

バランスよく足を運ぶ稽古でもある。腰を入れ、足を出しながら
左右交互に力強く突く。腕力などを鍛える目的もある。
押す力を付けるのと同時に足の運び方を習得するための稽古

美しさと力強さを兼ねそなえた北山丸太を使い、
オンリーワンの住まいを考えていきます

継手と仕口の話
みなさんは構造材の つなぎ部分のことを
『継手』 『仕口』ということをご存じですかぁ
簡単にいうと、継手・仕口ともに二つ以上の
部材を大工さん(プレカット)が加工して

つなぎ合わせる方法です
『継手』は部材同士を同じ方向でつなぎ
合わせる方法です。
また、『仕口』とは、材と材を交差させるなど
一定の角度をもたせて継ぐ方法です。
継手(腰掛けかま継ぎ)の女木

継手(腰掛けかま継ぎ)の男木

仕口(蟻掛け)の男木

仕口(蟻掛け)の女木
s.jpg)
『建物
』はこのような “つなぐ” という方法で
大きく丈夫に組まれていきます
さらに、羽子板ボルトやアンカーボルト、
筋かいプレート等で強度を保ちます
このつなぎの部分は、横からみたら簡単に
くっついているようにしか見えないんですよー
機会があったら 上から覗いて見てください
けっこう複雑ですよぉー
『継手』 『仕口』ということをご存じですかぁ

簡単にいうと、継手・仕口ともに二つ以上の
部材を大工さん(プレカット)が加工して


つなぎ合わせる方法です

『継手』は部材同士を同じ方向でつなぎ
合わせる方法です。
また、『仕口』とは、材と材を交差させるなど
一定の角度をもたせて継ぐ方法です。







s.jpg)
『建物

大きく丈夫に組まれていきます

さらに、羽子板ボルトやアンカーボルト、
筋かいプレート等で強度を保ちます

このつなぎの部分は、横からみたら簡単に
くっついているようにしか見えないんですよー

機会があったら 上から覗いて見てください

けっこう複雑ですよぉー
